税大論叢(ぜいだいろんそう)


大学院に行くまで、その存在を知りませんでした…。
学術論文集ですので、一般に知られることは少ないかと思います。

税大論叢

国税庁の組織のひとつに税務大学校があります。
税務大学校は、国税に携わる税務職員が、税務に関する知識を学ぶところです。
一般企業における研修施設のようなイメージです。

その税務大学校が発行している論文集が、税務大学校論叢であり、省略して税大論叢と呼ばれております。
この税大論叢には、税に関して研究した結果をまとめて論文集にしており、現在は年に1回発行されているようです。
紙媒体でも発行されているようですが、ネットに掲載されているので、国税庁のウェブサイトから誰でもダウンロードすることができます。

税に関する論文

大学院生が課題を検討するときや、論文を執筆する際に、この税大論叢に掲載されている論文は、大変参考になります。
ネットに掲載されているため、いつでもどこでもダウンロードして読むことができるということが重宝される理由のひとつです。
海外の論文は、そのほとんどがネット経由でダウンロードすることが可能といわれております(有料のことも多いですが…)。
一方、日本の論文は紙媒体のものが多く、図書館へ行って直接読んだり、コピーして読むなどする必要があり、大変労力がかかります。
このことから、ネットに掲載されている論文は、大変有用といえます。
また、税大論叢に掲載されている論文は、国税庁の公式見解ではなく、個人の見解とされておりますが、国税庁が公表しているものである以上、考え方が相容れないものは掲載されていないはずです。
このため論文や課題の参考資料として使用して、全く問題のない資料と言えます。

研究内容

研究されている内容は、その時々で話題になっているテーマもありますが、大学や大学院などの研究者が研究する内容と異なるものもあると思っております。
国税庁自身が知りたい内容を研究し、その成果を表しているということもあり、内容が多岐にわたり、非常に興味深い内容になっております。
ただし普通の学術論文であるため、5万字(A4のページで70頁以上)を越える論文がほとんどです。
ちょっと読んでみたいといった場合には、論文の冒頭にある要約の部分を読めば、おおよその内容を把握することができます。
そして、必要な部分のみ本文を読んで内容を把握するといった方法がおすすめです。