悪いことは忘れにくい 良いことも忘れにくい
悪いことは忘れにくいと言われています。
同じことを繰り返さないようにすると同時に、それにとらわれないようにしたいところです。
経験のリスト化も記憶の整理のひとつと考えています。
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悪いことは忘れにくい
悪いことをした、または悪いことをされた記憶は、なかなか消えません。
たとえば、他の人に対して悪口を言った、悪口を言われた、試験で悪い点を取った、まずい料理を食べたなど。
悪いことを忘れないのは、動物としての本能であると、よく言われます。
自分にとっての危険を記憶していくことで、生命のリスクから逃れるようにしていると…。
しかし、それにとらわれていると、ネガティブな考えに染まってしまいます。
一方で悪いことを忘れないことで、それをパワーの源とすることもできます。
反面教師として、そこから学ぶという事も、近いような気がします。
良いことも忘れにくい
他方、良いことを忘れにくいのも事実です。
成功体験やほめられたことは、そのまま素直に血肉になり、力に変わりやすいです。
自分の良かった点を生かして、それをパワーにして、更に他の人から喜ばれるというポジティブなスパイラルで生きていくことができれば、最高に幸せになるでしょう。
しかし、良いことだけにとらわれていると、悪いことに遭遇した場合、それを乗り切ることができればよいのですが、壁にぶつかってしまう可能性もあります。
このため、良いこと一辺倒で突き進むというのも、これまたリスクがありそうです。
記憶の整理
それでは最終的にどのようにするのか。
悪いことも忘れず、良いことも忘れずということは難しいです。
このため記憶の整理を行うことが、私は大事だと思っています。
記憶の整理を行い、無秩序に記憶が呼び起こされないようにします。
そして、良いことがあった記憶と悪いことがあった記憶の双方を、意図的に出せるようにしています。
良いことがあった時にも、次に悪いことが起こらないかを想定します。
その逆もまたしかりです。
実際にこの記憶の整理がうまくできるかというと、毎回、うまくはできていないのですが、うまくできるように鍛錬するようにしています。
記憶の整理を行うための一番の目的は、自分の心のバランスが崩れないようにするためです。
心のバランスが崩れてしまうと、すべてのことに影響してしまうので、気を付けなければなりません。
そのためにも良い睡眠と適度な運動は欠かさないようにしております。