昆虫が50年後に全て滅びたら…

2025年8月2日

昆虫が50年後に全て滅びたら、地球は滅びるが、
人間が50年後に全て滅びたら、地球の生命が豊かに栄えるだろう。

言葉がしみます…

ケンロビンソン氏のスピーチ

英国の教育学者ケンロビンソン氏のTEDでの有名なスピーチの中で、
冒頭の話が紹介されました。

今更ながら、このスピーチの偉大さを感じております。

教育学者で子どもに対する造詣の深い同氏は、昆虫滅亡の仮説の
引用をもとに人間の将来をたくす子どもに対する考えを示しております。

教育のあり方

氏は、学校教育が子どもの創造性を殺してしまっていると、述べます。
冒頭の人間が滅びたら生命が豊かになるというシナリオを回避するためには、
どうするべきか。
それは、次の方法で回避できるとしております。

・人間の限りない創造性が、我々の生を豊かにすることを理解する。
・子どもたちが未来の希望であることを知る。

そのためにも、子どもをあるがままに育てることで、
未来を生きていく子どもたちが、未来を創っていく、と述べます。

そして、我々ができることは、子どもたちが未来を創る支えと
なることです、と話を結びます。

遺伝子的に優れている子どもたち

スピーチの中で述べられていますが、子どもたちは自分たちよりも
遺伝子的に優れているといいます。
何をもって優れているといえるかという議論もありますが、

子どもに未来を丸投げするのか、という議論もあるかと思いますが、
丸投げしてもしなくても、子どもたちは未来を生きていくことになります。
そうした子どもたちを支えていく環境づくりをするのは、
未来をよりよく生きていくためにも為すべきことになるでしょう。

少なくとも、子どもの進みたい道を阻害して、あゆみを変えてしまうことは
もってのほかといえるでしょう。
子どもたちが進む手助けをすることが、教育の第一歩となるのでしょう。

同氏のスピーチは、優れたスピーチばかりのTEDの中でも、
一番人気のあるスピーチです。
You Tubeで見ることができます。
短いスピーチですので、是非ともご覧になってみてください。