ガラパゴス化は優位か?

2025年5月6日

ガラケーという言葉で代表されるように、ガラパゴス化は
独自進化の否定的な意味でつかわれることが多いですが
本当にそうでしょうか?

言葉自体は死語かもしれませんが….

ガラパゴス化

日本の携帯電話が独自の進化を遂げて、世界の標準から取り残されて、
ガラパゴス島の生物のようになってしまったという例えから
この言葉を使うようになりました。
日本の携帯電話の方式はすたれてしまったことから、否定的な意味合いで
この言葉は使用されております。
ここから、一般的に、独自の進化、イコール、否定的という意味で
とらえられている感があります。

本当にそうでしょうか?

独自の進化

独自の進化をしても、それが特定の分野だけでも認められれば、
生き抜くことはできます。
カンガルーやコアラが生き抜いてきたように、その生態がその土地や環境に
適合することができれば、生き延びていくことは可能です。

ビジネスも同様です。
世界的な標準を作ることができれば、仕事は大きく広がりを見せますが、
それだけが生き延びていく道ではありません。
独自の内容で、一般にはあまり受け入れられないようであっても、
仕事を依頼する側から認められれば、仕事を進めていくことはできます。

進むべき方向

進むべき方向さえ大きく誤まることがなければ、世界的な標準ではなくとも、
生きていくことはできます。
独自の特徴を生かして、それを前面に出していけば、大勢に受け入れられなくても、
それを受け入れてくれる人たちも間違いなく存在します。

ガラパゴス化しても、それを否定的に考えるのではなく、肯定的に考え、
強みにしていくことが大切と考えます。