ガラパゴス化は優位か?
ガラケーという言葉で代表されるように、ガラパゴス化は
独自進化の否定的な意味でつかわれることが多いですが
本当にそうでしょうか?
言葉自体は死語かもしれませんが….
ガラパゴス化
日本の携帯電話が独自の進化を遂げて、世界の標準から取り残されて、
ガラパゴス島の生物のようになってしまったという例えから
この言葉を使うようになりました。
日本の携帯電話の方式はすたれてしまったことから、否定的な意味合いで
この言葉は使用されております。
ここから、一般的に、独自の進化、イコール、否定的という意味で
とらえられている感があります。
本当にそうでしょうか?
独自の進化
独自の進化をしても、それが特定の分野だけでも認められれば、
生き抜くことはできます。
カンガルーやコアラが生き抜いてきたように、その生態がその土地や環境に
適合することができれば、生き延びていくことは可能です。
ビジネスも同様です。
世界的な標準を作ることができれば、仕事は大きく広がりを見せますが、
それだけが生き延びていく道ではありません。
独自の内容で、一般にはあまり受け入れられないようであっても、
仕事を依頼する側から認められれば、仕事を進めていくことはできます。
進むべき方向
進むべき方向さえ大きく誤まることがなければ、世界的な標準ではなくとも、
生きていくことはできます。
独自の特徴を生かして、それを前面に出していけば、大勢に受け入れられなくても、
それを受け入れてくれる人たちも間違いなく存在します。
ガラパゴス化しても、それを否定的に考えるのではなく、肯定的に考え、
強みにしていくことが大切と考えます。