串を通す
串を通すと食べやすくなります。
やたらめったら通す必要もないですが、
通せるものなら通した方がよさそうです。
これは鳥ではなくウナギです。
焼き鳥とウナギのかけ合わせでもあります。
かけ合わせ
先日、ある方の講演会に参加した際、会計士も税理士は税だけではなく、
それ以外の要素、例えば、ITや芸術(!)などと横串を通し、
かけ合わせていかないとというお話をしておりました。
私が敬愛する方も「かけ合わせ」に関しては、同様に述べているところであり、
これには異論はありません。
その他、某政治家に関するお話には、あまり興味はありませんでしたが、
税だけではなく、それ以外のポイントとかけ合わせることで、
他との違いを出すことができるという点では同意しました。
ITはともかく、芸術というのは、あまり想像ができませんでしたが、
芸術とのかけ合わせもありなのかもしれません。
税と芸術。
芸術家の会計を支援するとのことで、ネットを検索してみると、
数名(!)の方がご活躍のようです。
かけ合わせ方によって、全国で数名という地位が得られます。
横串
横串という言葉はあまり好きではありません。
だいぶ前に流行った経営用語ということもあります。
自分の中では、日産時代のカルロスゴーン氏を思い起こさせる言葉です。
ゴーン氏が日産にいたころ、クロスファンクションというチームの形態を
活用して、当時の日産を再生させた!みたいな感じで、他の企業も
真似をしておりました。
異なる部門のスタッフを異なる観点から、ひとつのチームにまとめて、
組織図上の組織とは異なるチームを組む特命部隊のような感じです。
クロスファンクションの和訳で、組織に横串を通すとよく言われておりました。
私が以前働いていた職場でも、同じように導入して、数年後には、
何だっけそれ、という状態になってました。
導入時にはずいぶんお金をかけて、プロジェクトを組んだりしていたようで、
最初からやめておけばよいのに、思ったりしたものです。
それを思い起こさせるのでしょうか。
いまだにネガティブなイメージがあります…。
しかし横串も掛け合わせと同じく、異物を合わせて、良い意味で異なる
価値を生み出そうということになるのでしょう。
コラボではなく
コラボとなると、少しイメージが変わってしまうかもしれませんが、
こちらの方が横串よりはまだなじめます。
それでも違和感はあります。
イメージできる言葉としては、やはりかけ合わせでしょうか…。
かけ合わせも、ひとつだけではなく、2つ以上のかけ合わせがあると、
特異性もひときわとなり、その分野での一番になることができそうです。
言葉の問題はともかく、いくつか掛け合わせをして、コラボして、
横串を通して、一番になることが大切かと。