カルペ・ディエム(今を生きよ)

メメント・モリ(Memento mori 死を想え)は忘れられない言葉のひとつです。
これに対する言葉がカルペ・ディエム(Carpe diem 今を生きよ)です。

どちらも忘れてはいけないです。

メメント・モリ

Mortはフランス語で「死」を意味します。
好きなバンドのCurrent 93のデビューアルバムの「Mi Mort」でその意味を知ったのが、高校生の頃。
その後、現代音楽のタイトルで「Mort」という単語を見かけることがあり、
なぜ多いのだろうとも思っていました。
恐らく芸術とは切っても切れない関係があるのでしょう。

Mortは、ラテン語のMoriに由来しているようで、Moriは「死ぬ」を意味します。

10数年前、税理士の井ノ上陽一さんのブログで、メメント・モリという言葉を知りました。
そのブログでは時間管理の大切さが説かれておりました。
人生の節目を考え、それから逆算して、今、これからをどのように過ごしていくかを考える、
そのためにまずはそれぞれの節目まであと何日あるかを具体的に知っていこうというものです。

なるほど..と感銘を受け、時間管理の大切さを知りました。
会社員時代は、時間に追われることがほとんどで、「管理する」よりも「管理されている」と
感じることが常でした。
時間管理が大切と知りながら、自分の時間管理ができていない自分を情けなくさえ思っていました。

そして会社員生活から離れて、ようやく自分で時間の管理を行うことができるようになりました。

カルペ・ディエム

メメント・モリは修道院の挨拶からきている言葉で、その返答がカルペ・ディエム。
日本語では「今を生きよ」となります。
メメント・モリだけだけど、死を想い、ネガティブなイメージがありますが、
カルペ・ディエムがその返答であると聞くと、カルペ・ディエム単独でその言葉を聞くよりも、
より強くポジティブさが伝わってきます。
井ノ上さんの意味する時間管理の大切さともつながります。

時間管理することで、今をどのぐらい大切に生きていくべきかを感じます。
時間がないからといって、時に追われる必要はなく、
今をどれだけ大切に生きるかが大事ということになります。

そして

自分が目指すこと、自分のやりたいこと、自分が逃れたいことなど
やるべきことはたくさんあります。
どれもやりたいので、時間を考え、それを逆算して、
やりたいことの中から、今はどれを行うのかを見つけ出して、
それに向かって突き進むのが大切です。

自分もそのようにしていきたいですし、
そのようにしていきたい人を応援します。