働きながら税理士受験をすること

税理士試験は、他の士業の試験と同様、乗り越えるのは簡単ではありません。
ましてや働きながら受験するには、相応の覚悟は必要です。


結果だけを見てしまうと、年齢が高いと合格率が下がっているようにみえます。

働きながらの受験

税理士試験においても、例外なく、働きながらの受験は苦しいです。
10%~20%の合格率の試験を、5科目(大学院卒で3科目)クリアする必要があります。
働いていなくても、合格するためには、一定の勉強時間の確保が必要で、乗り切るための体力と精神力も必要になります。
働きながら受験する場合には、働いている時間は当然勉強はできないため、働いている時間以外で勉強をすることになります。
そうなると、必然的に勉強時間は限られてきます。
更に家族がいる場合には、家族と過ごす時間や家事の時間もありますので、それらを除いた時間で勉強時間を確保する必要があります。
当然過酷な状態になるわけで、そのためには相応の覚悟が必要となります。

相応の覚悟

相応の覚悟とは、時間配分に対する覚悟になります。
限られた時間を何に充当するかを考える必要があります。
このため、重要なことであっても、後回し、もしくは避けるようにして、最重要なものだけに時間を充当しなければなりません。

私の場合には、受験期間が、家庭では結婚、子供の出産、子育ての時期、また仕事では役職登用の時期と重なりました。
このため時間の割り当てで優先したことは、次の項目です。

・家事
・子育て
・勤務時間内の仕事
・睡眠

一方で次のものを後回しにすることにしました。

・自分の趣味
・人付き合い

家事と子育ては、表裏一体です。
妻が家事をする間は子供の世話をして、妻が子どもの世話をするときは家事をするという感じです。
勤務時間内の仕事は避けることができず、また当時働いていた会社も必ずしも好調ではなかった(どちらかというと不調であった)ため、役職登用後は残業時間も仕事をせざるを得ないケースもありました。
仕事を変えるという選択肢もありましたが、当時の私には、変えたところで生活が改善する可能性がすくなかったため、継続することを選択しました。

一方で、趣味と人付き合いは大幅に減らしました。
それまで足しげく通っていたライブにはほぼ行かず、CDやレコードも買いませんでした。
テレビも見なくなりました(今も続いています)。
人付き合いは、仕事上、どうしても必要なケースを除いて、行くことはありませんでした。
飲み会は基本的には行かず、友達にスキーやゴルフに誘われても行きませんでした。
このため、仕事上の付き合いも限られたものになるため、その後の昇進もある意味あきらめておりました。

不可能ではない

しかし、働きながらでも税理士受験を乗り越えることは不可能ではありません。
私は、素晴らしい記憶力があるわけでもなく、仕事での経験や学生時代に会計や税法の勉強をしたことがあるわけでもないのですが、何とか達成することができました。
相応の覚悟をしてしまえば、積み重ねた勉強量は無駄にはならず、その積み重ねが生かされて、達成することは可能になります。
ご参考になればと思います。