全体の相続財産の額で相続税の額は変わるのか
相続する額は変わらなくても、全体の相続財産の額により、相続税の額は変わります。

おいしそうなものは特に公平に分けてほしいものです…。
相続税額の計算方法
相続税の税額計算の方法は、簡略化すると、次のようになります。
まずは全体の相続する金額を算定します。
次にどのように財産を分けるかを、相続する人たちで決めます。
その次に相続税の法律で決まっている方法で、いったん相続税額を計算します。
その後に、最初に決めた財産の分け方の比率で、実際に相続を受ける人たちに、相続税額を割り当てます。
そして各人別に税金の控除分を差し引いて、納付するべき税額を決めます。
全体の相続金額多い場合
このような流れで計算されるため、全体の相続を受ける額が大きいと、全体の相続税額は上がりますので、割り当てられる相続税額も必然的に上がります。
たとえば、100万円相続することになっていた場合、亡くなった方の全体の相続財産の額が1千万円のときと、100億円のときでは、同じ100万円を相続しても、相続税額は、全体の相続財産の額が100億円のときの方が高くなります。
同じ100万円を相続しているのだから、元の相続財産の額によらず、相続税額は同じであってほしいと考えるのが普通でしょう。
相続税額が異なるのは…
このようなケースで、相続税額が異なるのは、相続財産が大きい人から財産の一部を相続するという事は、財産を所有していた人が生前に色々と利益になるようなことを受ける可能性が高いから、という話を聞きましたが、本当にそうなのか確認できておりませんので、実際のところは不明です。
感覚的にはあまり公平な感じはしないのですが、皆さんはどのように考えるでしょうか。